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子どもの出っ歯は自力で直せるのか?予防できる?

2016/03/07

出っ歯にお悩みの方は、それを直したいと思われている方がほとんどかと思います。

その中でも、歯科医院に行かず、出っ歯を自分で直すことはできないか、と考えられている方も多いかと思います。

結論からお伝えしますと、出っ歯を自力で直すことは難しいと言えます。

直すことが難しいとはいえ、これ以上ひどくさせないために意識できることがありますので、この記事ではその方法をご紹介します。

出っ歯をひどくしないために意識できること

意識できることは2点で、

1.口呼吸をしない
-口を閉じて、鼻呼吸する

2.内側の筋肉(舌)と外側の筋肉(唇)のバランスを意識する
-外側の筋肉がゆるむと、内側の筋肉から外側に押す力の方が相対的に強くなり、
上の前歯が外に押し出され出っ歯になってきます

※食べる時も口を開けながら食べないようにする

という2つです。

基本的には、1.と2.は関連しているのですが、
1.の口呼吸をするとなぜ出っ歯になるかを、図解でご紹介します。

歯並びは、下図のように、内側の筋肉(舌)と外側の筋肉(唇)のバランスで成り立っています。

歯並びと唇、舌の筋肉の関係

お口をぽかんとしているということは、外側の筋肉(唇)がきちんと働いておらず、内側の筋肉(舌)の力しか前歯にかかってきません。
そうなると、舌の筋肉の力(歯を内側から外側に押し出す力)だけが歯にかかり、前歯が傾き、前歯が出っ歯のような状態になるのです。

口呼吸と出っ歯の関係はご理解頂けたでしょうか?

それでは次に、なぜ出っ歯に見えてしまのか?その仕組みをより詳しくご理解頂くため、どのようにしていわゆる”出っ歯”という見た目ができてしまうのかをご説明します。

なぜ出っ歯に見えるのか?

出っ歯のパターンとしては、

  • A.歯の角度の問題で出っ歯に見える場合
  • B.骨の問題で出っ歯に見える場合
  • C.その両方が関係している場合

があります。

A.の歯の角度の問題で出っ歯に見える場合は、以下の3パターンです。

  1. ①上の歯が出ているパターン
  2. ②下の歯が奥に傾いているパターン
  3. ③①、②両方のパターン

B.骨の問題で出っ歯に見える場合は、以下の3パターンです。

  1. ①上顎の成長が強い(上顎が出ている)パターン
  2. ②下顎の成長が弱い(下顎が引っ込んでいる)パターン
  3. ③①、②両方のパターン

上記のA,Bのどれかひとつ、もしくはAとBがそれぞれ関係し合って、いわゆる”出っ歯”となります。

A.の歯の傾き、B.の不正な成長、を子どものうちに治していくことが重要になってきます。特に、B.の骨の成長は子どもの時点で治しておくことをお薦めします。

出っ歯の治療をする場合、お口の後ろにその分のスペースが必要になりますが、スペースを作る作業(=骨を成長させること)は子どものうちにしかできないためです。

大人になったときの出っ歯の治療方法は・・・

仮に大人になってから出っ歯の治療をする場合は、

・抜歯をする
・顎を切って調整する

という形での矯正となります。

顎を切って調整する場合、神経が麻痺してしまう可能性があるなど、からだへの負担が大きいため、可能であれば避けたいものです。

そのため、佐藤歯科・矯正歯科医院では、子どもの時期からの治療をするために、ネオキャップビムラーでの矯正をお薦めしております。

ご質問、ご相談等がありましたら、まずはお気軽にご連絡くださいませ。

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