子どもの「舌」の力を使って歯並びを矯正する
当医院ではネオキャップビムラーによるお子様(5歳~12歳ごろ)の矯正をご提案しておりますが、その理由に「子どもの舌の力を使って矯正ができる」という点があります。
舌と歯並びの関係
歯並びはどのように決まるかご存知でしょうか?
実は、歯並びに影響するのは「舌」の力です。(下図参照)
唾を飲んだり、何かを飲み込んだりする時の「舌」の力が、歯並びにとって、とても重要な要素となります。
不適切な舌の使い方をしてしまうと、歯並びが悪くなってしまいます。
適切な舌の使い方を覚える時期
適切な舌の使い方は本来、指しゃぶりや赤ちゃんがおっぱいを吸う時などに学習します。
しかし、何らかの原因でそれが上手くいかないと、不適切な舌の使い方のまま成長してしまうのです。それが歯並びの不具合の原因となります。
また、子どものアレルギーにも影響すると言われております。
そのため、赤ちゃん時に正しい舌の使い方を覚えるためには、正しいおしゃぶりや哺乳瓶の選択などもとても重要になってきます。
⇒佐藤歯科ではヌークのおしゃぶりによるトレーニングをおすすめしております
ネオキャップビムラーによる矯正
当医院のおすすめしているネオキャップビムラーはこの「舌の力(自然な力)」に注目して矯正を行う治療法です。
唾を飲み込む時の舌が歯にかかる力が、歯並びにとってとても重要ですとお伝えさせていただきました。
夜中、私たちは無意識に舌に力を入れて唾を飲み込んでいます。
その舌の力が、歯に適切にかかるようにサポートしてくれるのがネオキャップビムラーなのです。
「舌」の力を使う矯正の最大のメリット
子どもの時期(5歳~12歳ごろ)「舌」の力を使う矯正の最大のメリットは
《心身への負担が少ない》
ということではないでしょうか。
■心への負担が少ない理由
歯の表側に金具をつけるタイプのブラケット矯正治療は、いかにも矯正治療をしていますという感じで、見た目にもよくありません。(アメリカでは見える矯正をしていることがステータスと考えるのですが、日本では見える矯正には抵抗があるとされています。)
一方、ネオキャップビムラーでの矯正治療は、夜寝るときやご自宅にいるときに矯正を行うため、お友達に歯の矯正治療をしていることが気づかれることなく歯並びをきれいにしていくことが可能です。
そのため、矯正していることを気にせず生活することができます。
■身体への負担が少ない理由
歯の表側に金具をつけるタイプのブラケット矯正治療は、ワイヤーの力により歯の矯正を行っていくので、どうしても痛みなどが生じてしまうことがあります。
一方、ネオキャップビムラーでの矯正治療の場合、唾を飲み込むときの力を利用して歯を矯正していくため、歯に無理な力がかからず痛みはありません。
子どもの時期というのは、心や体がつくられる大切な時期だと考えております。
そんな時期だからこそ、あまり負担をかけずに治療しなければならないと思っております。
いろいろお伝えさせていただきましたが、ネオキャップビムラーは「舌の力(自然な力)をサポートする装置」とご理解していただけると良いかと思います。
佐藤歯科矯正歯科医院 (宮城県 仙台市 岩沼市 亘理郡)