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「歯の矯正」とこどもの歯医者さん
監修:宮城県亘理郡 佐藤歯科・矯正歯科医院

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子どもの矯正と大人の矯正の大きな違いとは

2016/10/07

お子さんが小学生の時期くらいに、歯並びが悪いことで歯科医院さんにご相談に行かれると、

「大人の歯に生え変わってから矯正をしましょう」

と言われることがございます。

その時に

“本当に大人の歯に生え変わってから矯正をすれば大丈夫なの?”

という疑問を待たれる方は多いのではないでしょうか。

子どもの矯正と大人の矯正の違い

以前に子どもの歯があるうちに矯正をする6つの理由という記事を書きましたが、今回の記事では子どもの矯正と大人の矯正の違いをご紹介します。

⇒参考リンク:お母さん必見!子どもの歯があるうちに矯正をする6つの理由

子どもの矯正と大人の矯正の違い

子どもの歯がまだあるうちに矯正をするのと、大人の歯に生え変わってから矯正をするのでは大きな違いがございます。

その大きな違いとは、“成長を利用できるかできないか”というところです。

「成長を利用するとはどういうこと?」と思われるかもしれません。
 
ここで、上と下の顎が成長する年齢について少しお話しいたします。

〈顎が成長する年齢〉 
上の顎の成長:10歳前後まで大きく成長し、20歳くらいまでに緩やかに成長する
       10歳前後で大人の顎の大きさと同じくらいまでになります。

下の顎の成長:10歳前後まで大きく成長し、12歳前後でさらに少し成長し、
       20歳くらいまでに緩やかに成長していきます。

一般的に、顎は上記のような年齢で成長をしていきます。

つまり、小学生までに矯正をすることで、顎の成長を利用して、顎を広げたり、顎を前後的に変えたりすることが可能になります。

小学生までに顎を広げた方がよい理由

最近のお子さんの大人の歯は大きくなってきており、その歯をキレイに並べるためのスペースを作る必要があります。

そのスペースをどのように作るかというと、お子さんの成長に合わせて顎を広げて作ります。(これは、なるべく抜歯による矯正を避けるために行っていきます。)

大人になってから、歯をキレイに並べようとすると、顎の成長が終わっているため、顎を広げてスペースを作ることが難しいです。

そのため、抜歯をしてスペースをつくった上で、矯正をしなくてはならない可能性が出てきます。

例えば、受け口のお子様の場合、下の顎が出ているので、成長が終わる前に通常の上と下の顎の関係に顎を前後的に変えていく必要がございます。

大人になってからこれを治療しようとした場合、顎を切る手術が必要になることがございます。

大人の矯正治療 ブラケット矯正

子どもの時に矯正をしていた方が、負担なく矯正治療ができることは明らかですが、どうしても大人になってからしか矯正ができないこともございます。

大人の矯正の場合は、基本的には抜歯をすることで歯が並ぶスペースをつくり、固定式のブラケット矯正治療を行っていきます。

ワイヤー矯正

しかし、当医院ではなるべく抜歯をしない矯正治療をお勧めしております。

機能矯正治療と3Dリンガル&クワドヘリックス矯正治療のどちらかを用いることで、なるべく抜歯をしない矯正治療をしていきたいと考えております。

子どもの矯正 ネオキャップ&ビムラーシステム

子どものうちに矯正をさせてあげられる機会があるのでしたら、必ず子どものうちに矯正をしてあげることをお勧めいたします。より負担なく、抜歯をなるべくしない矯正治療をすることが可能になります。

当医院では、子どもの顎の成長のサポートをする小児矯正治療ネオキャップ&ビムラーシステムを採用しております。

ネオキャップビムラー矯正

この矯正治療は、上下一体化した取り外し式装置を夜寝る前につけ、唾を飲み込む時の舌の力を使って顎を広げたり、歯並びを綺麗にしたりしていきます。そのため、お子様に負担なく矯正をしていくことが可能なのです。
      
⇒参考リンク:子どもの「舌」の力を使って歯並びを矯正する

この上下一体化した装置というのがポイントです。上と下の歯並びや顎の成長を同時に矯正することで上下の関係を保ちながら矯正治療をすることが可能です。

↓通常行う、床矯正と当院で採用しているネオキャップ&ビムラーシステムとの違いは以下の記事をご参照ください
⇒参考リンク:知って得する!顎を広げる2つの小児矯正
 
ネオキャップ&ビムラーシステムでの矯正に一番適した年齢は、6歳前後〜12歳です。
※顎の成長は利用できませんが、成人でも行うことが可能とされています。

大人の歯に生え変わってからの矯正ではなく、小学生までに矯正をすることで、抜歯をせずに矯正治療を行っていける可能性が格段に上がります。

お子様の歯並びに不安がございましたら、お早めにご相談していただければと思います。

⇒お子様の矯正の無料相談はこちらから

子どもの矯正の医院を選ぶ

この記事でお伝えしたように、子どもの矯正と大人の矯正では治療方法が大きく異なります。

そのため、お子さんの通う医院を選ぶ際にも、大人には大人の矯正、これから成長していく子どもには子どものための矯正がございますので、そういったことを考慮してくれる子どもの矯正医院を選ぶことが重要になります。

医院選びの参考として、お役立ていただければと思います。

佐藤歯科矯正歯科医院 (宮城県 仙台市 岩沼市 亘理郡)

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