子どもの呼吸を改善することを考えた歯並び矯正治療
子どもの歯並び治療をする上で、歯だけ(歯並びだけ)を見ていてはいけません。
子どもの成長や将来の健康を左右する”呼吸”をしっかりと意識した治療を行っていかなければいけないのです。
子どものうちに呼吸を改善することが重要
最近では、大人の“睡眠時無呼吸症候群”という病気が話題となっています。
簡単に言うと、夜中に呼吸が止まってしまい、脳や心臓に負担がかかり、日中に倦怠感や急な眠気などを起こしてしまう病気のことです。テレビなどでは、睡眠時無呼吸症候群の方が車の運転中に急な眠気がきてしまい、事故になってしまうという報道が頻繁に流されています。
大人になってから睡眠時無呼吸症候群になる根本的な原因を治療するのは、本当に大変難しい治療です。
子どものうちから、呼吸をする気道を狭めるような下の顎の成長不足や舌の悪習癖をしっかり治療をすることが、将来お子様が健康でいられる第一歩であると考えます。
子どもの時の呼吸は上下の顎の成長が関係している
子どもの時に、口蓋桃腺や咽頭扁桃が腫れてしまい呼吸をしづらい状態ですと、より健全な子どもの成長が妨げられてしまいます。
呼吸が妨げられることにより、少ない酸素を全身にめぐらせるため心臓に過度な負担がかかってしまうのです。
色々とお話させていただきましたが、”呼吸”の大切さが少しでも理解していただければ幸いです。
そして、しっかりとした”呼吸”をさせるために、子どものうちに上と下の顎を正常に成長させることが大切です。
正常な成長をしていない場合、子どもの歯並びがガタガタになったり、受け口になったり、出っ歯のようになってくるため、見た目で判断ができます。
もちろん、歯並びが悪いと必ず呼吸に問題が出るわけではありません。
ただ、顎の成長が進んでいない子ども、食物アレルギーがある子どもなどに呼吸の問題が出てきてしまうことがございます。
顎の成長が進んでいないことが原因であれば、正常な顎の成長を促すことで呼吸の改善を促していける可能性がございます。
子どもの呼吸の改善にもプラスに働くネオキャップビムラーでの歯並び矯正
当医院で行わせていただいているネオキャップ&ビムラーではなるべく健全な顎の成長を促しながら矯正治療を行うことが可能です。
この子どもの矯正で改善してくると言われている例を上げますと…
・歯並びの問題
・骨格の問題
・子どものいびき ※これが将来の睡眠時無呼吸症候群につながってきます
・口蓋扁桃や咽頭扁桃が腫れる1つの原因である口呼吸
※鼻呼吸にさせることが大切です
・多動も改善すると言われております
など、他にもございますが、お子さんのお悩みの原因がもしかしたら、耳鼻咽喉科ではなく歯科(歯並びなど)にあるのではないのかと思われましたら、一度ご相談いただければと思います。
ネオキャップビムラーでの矯正について知っていただくために、月に一度、子ども矯正の見学会も開催しておりますのでお気軽にご参加いただけたらと思います。
佐藤歯科矯正歯科医院 (宮城県 仙台市 岩沼市 亘理郡)