子どもの成長に合わせた矯正が可能な、ネオキャップビムラー、3Dリンガル・クワドヘリックス
一般的に矯正治療というと、下の写真のような歯の表面に金具をつける矯正治療を想像しませんか?
歯がすべて大人の歯に生え変わってから矯正をするのであれば、この矯正方法が一般的です。しかし、大人の矯正と子どもの矯正には大きな違いがあります。
それは子どもには「成長発育」がある、という点です。
子どもの歯並びの成長は、内側から外側へと広がっていく
子どもの歯並びは、下図のように大人の歯に生え変わる時に徐々に成長していきます。
もし、完全に大人の歯に生え変わる前(約15歳以下まで)に外側から金具をつけた矯正治療をしてしまいますと、本来内側から外側に成長しなければならない歯並びが、妨げられてしまうことになります。
つまり、正常な発育を妨げることになってしまい、結果として抜歯を行う矯正となってしまいます。
子どもの矯正は、なるべく抜歯を前提としない、歯並びを内側から外側に広げる矯正治療をしていくことが大切です。
なぜ歯並びは内側から外側に広がっていくのか
歯並びが成長とともに広がっていくのは、お口の内側にある「舌の筋肉」が大きく関わっています。
舌の筋肉によって内側から外側に力がかかることにより、歯並びが内側から外側に広がっていき、正しい歯並びができていきます。
この舌の筋肉が上手に使えない場合、歯並びの乱れへとつながっていきます。
子どもの「舌の筋肉」をサポートする矯正をすることが大切
当医院で行っている取り外しのできるネオキャップ&ビムラーシステムは、この「舌の筋肉」のサポートをする矯正です。
つまり、舌の筋肉と同じように、歯並びを内側から外側に向かって広げていくことができます。
ネオキャップ&ビムラーシステムの場合、舌の筋肉の力が上手に歯並びにかかるようしてくれます。
また当医院では他にも、歯並びを内側から外側に広げる矯正として、「3Dリンガル・クワドヘリックス」という矯正治療を行っております。
3Dリンガル・クワドヘリックスの研修会に参加
平成28年5月21、22日と2日間、3Dリンガル・クワドヘリックスのアドバンスコース研修をしてまいりました。
この3Dリンガル・クワドヘリックスは、取り外し式の矯正だけでは難しい場合におすすめしております。
この矯正は歯の裏側につける矯正となっていますので、他の人には矯正をしていることは気づかれません。
もちろん、歯並びを内側から外側に広げる治療となっていますので、子どもの歯並びの成長を考えた矯正治療となっております。
私たち矯正歯科医院では、子どもの「成長発育」を考えた矯正治療を、これからを担う子どもたちに、と考えております。これからも多くの方にお役に立てるように日々研鑽を積んでいければと思います。
佐藤歯科矯正歯科医院 (宮城県 仙台市 岩沼市 亘理郡)