すべて、
ネオキャップ・
ビムラー装置で
治療しました
反対咬合(受け口)
いわゆる「受け口」です。専門的な言葉では「下顎前突(かがくぜんとつ)」といいます。上下のあごのバランスが崩れることにより、上のあごよりも下のあごが前に出てくる状態です。
主な原因は、次の通りです。
- 下のあごが大きく成長しすぎた
- 上のあごが小さすぎる
- 下あごの歯が唇側に倒れている
- これらの合併症
このまま放置してしまうと、しゃくれた見た目になるだけでなく、食べ物をうまく噛めない・サ行などの発音がしにくいといった影響が出ることがあります。
また、下あごの成長が大きすぎるなど、顎の骨格そのものに原因がある場合は、大人になってからの治療では外科手術が必要になることもあります。
当院の「反対咬合」症例集
反対咬合。7歳から治療開始。ネオキャップは4本。
ビムラー装置使用開始時は、口内炎が頻発し、使用時間が短かったが、
食生活(野菜嫌い)を見直すことで口内炎ができにくくなり、長時間の装着が可能になった。
リスク:取り外し可能な装置の為、治療の効果が使用頻度に左右されます。
反対咬合と左下A欠損。口呼吸・舌癖あり。7歳から治療開始。ネオキャップは4本。
エントレ装置で1日5分の運動を続けてもらい、舌癖が改善した。
リスク:取り外し可能な装置の為、治療の効果が使用頻度に左右されます。
反対咬合。8歳から治療開始。ネオキャップは7本。
かかりつけ医でワイヤー矯正を勧められたが、親御さんはお子さんの顎が小さいことを心配され、
当院に来院された。
リスク:取り外し可能な装置の為、治療の効果が使用頻度に左右されます。
反対咬合。上顎が左にスライドし、正中が合わない。8歳から治療開始。ネオキャップは8本。
健診で大人になってからの矯正治療を勧められたが、反対咬合が心配になり、当院に来院された。
リスク:取り外し可能な装置の為、治療の効果が使用頻度に左右されます。
反対咬合、上顎劣成長。6歳から治療開始。ネオキャップは8本。
リスク:取り外し可能な装置の為、治療の効果が使用頻度に左右されます。
反対咬合の治療3年目。歯列が改善され、横顔も綺麗になった。
リスク:取り外し可能な装置の為、治療の効果が使用頻度に左右されます。
反対咬合の治療4年目。歯列が改善され、横顔も綺麗になった。
リスク:取り外し可能な装置の為、治療の効果が使用頻度に左右されます。
反対咬合の治療3年目。歯列が改善され、横顔も綺麗になった。
リスク:取り外し可能な装置の為、治療の効果が使用頻度に左右されます。
反対咬合の歯列が改善され、横顔も綺麗になった。
リスク:取り外し可能な装置の為、治療の効果が使用頻度に左右されます。
反対咬合の治療1年目。歯列が改善され、横顔も綺麗になった。
リスク:取り外し可能な装置の為、治療の効果が使用頻度に左右されます。
コラムチンキャップは使いません
反対咬合(受け口)の矯正治療では、成長期のお子さんに対して、下あごの前方成長を抑えるために「チンキャップ」という装置を用いる方法があります。あごにベルト状の器具をかけ、後ろ方向に力をかけることで成長をコントロールする仕組みです。
しかし、チンキャップにはいくつかの注意点があります。
- あごの関節(顎関節)に強い力がかかり、長期的な負担となる可能性がある
- 装置の見た目や装着感が気になり、長時間の使用が負担になることがある
こうした理由から、当院ではチンキャップを原則として使用していません。顎関節への負担やお子さんの生活への影響を考えると、より身体にやさしい治療が望ましいと考えているためです。
出っ歯
いわゆる「出っ歯」は、歯科では「上顎前突(じょうがくぜんとつ)」と呼ばれます。原因にはいくつかのパターンがあり、次のように分けられます。
- 上の前歯だけが前に傾いてしまっている場合
- 上あご自体が過度に成長している場合
- 下あごの成長が小さく、引っ込んでいる場合
- これらが組み合わさった場合
出っ歯のままでは、口が閉じにくく、日常的に口呼吸になりがちです。
・子どものうちは虫歯になりやすい
・大人になると歯周病のリスクが高まる
・口呼吸によるアレルギーや健康面への影響も懸念される
このような悪循環を防ぐためにも、原因があごの成長にある場合は、小学校低学年くらいから治療を始めることをおすすめします。
当院の「出っ歯」症例集
上顎前突と過蓋咬合。下の前歯が上顎に当たっており、先天性欠如も1本見られた。
7歳から治療開始。ネオキャップは4本。治療期間は6年。
リスク:取り外し可能な装置の為、治療の効果が使用頻度に左右されます。
出っ歯。ビムラー装置のみを使用し、10歳から治療開始。
眠るときだけでなく、日中も装着することを条件にしていたが、習い事などが多く
毎日の装着は難しかった。それでも見た目の出っ歯は改善できた。
リスク:取り外し可能な装置の為、治療の効果が使用頻度に左右されます。
叢生を含む出っ歯。上顎はV字歯列弓も見られた。
7歳から治療開始。ネオキャップは4本。
リスク:取り外し可能な装置の為、治療の効果が使用頻度に左右されます。
治療開始後3年目。後ろに下がっていた下顎が前に出て、きれいな横顔に改善できた。
リスク:取り外し可能な装置の為、治療の効果が使用頻度に左右されます。
治療開始後3年目。後ろに下がっていた下顎が前に出て、きれいな横顔に改善できた。
リスク:取り外し可能な装置の為、治療の効果が使用頻度に左右されます。
治療開始後6年目。後ろに下がっていた下顎が前に出て、きれいな横顔に改善できた。
リスク:取り外し可能な装置の為、治療の効果が使用頻度に左右されます。
出っ歯の治療開始後3年目。後ろに下がっていた下顎が前に出て、きれいな横顔に改善できた。
リスク:取り外し可能な装置の為、治療の効果が使用頻度に左右されます。
過蓋咬合
かみ合わせが深く、上の前歯が下の前歯に大きく覆いかぶさるような状態を、歯科では「過蓋咬合(かがいこうごう)」と呼びます。
このような歯並びでは、
- 下の前歯が上の前歯の裏側の歯ぐきを噛んで炎症を起こす
- 下の前歯が徐々にすり減る
といったトラブルが起こりやすくなります。
さらに、長期的には顎関節症(がくかんせつしょう)など、あごの関節に関わる病気を引き起こすリスクもあります。また、原因として下あごの成長が不十分な場合もあり、成長期の観察と早めの対応が大切です。
当院の「過蓋咬合」症例集
過蓋咬合。6歳から治療開始。ネオキャップは4本。治療期間は5年。
リスク:取り外し可能な装置の為、治療の効果が使用頻度に左右されます。
過蓋咬合と正中離解も見られた。上唇小帯切除を行ってから、矯正治療を開始した。
8歳から治療開始。ネオキャップは4本。治療期間5年。
リスク:取り外し可能な装置の為、治療の効果が使用頻度に左右されます。
過蓋咬合に加え、下顎が後方に下がっていた。正中離解、上顎正中過剰埋伏歯も見られた。
8歳から治療開始。ネオキャップは4本。治療期間3年。
リスク:取り外し可能な装置の為、治療の効果が使用頻度に左右されます。
過蓋咬合に加え、下顎が後方に下がっていた。口呼吸。
9歳から治療開始。ネオキャップは4本。治療途中、正中離解が改善されないので、
口腔外科にて上唇小帯形成術を行ったところ、正中離解が改善。治療期間は6年。
リスク:取り外し可能な装置の為、治療の効果が使用頻度に左右されます。
叢生
歯が重なったり、ねじれて凹凸になっている歯並びを、歯科では「叢生(そうせい)」と呼びます。
笑ったときに犬歯が強く目立つ場合は、一般的に「八重歯」とも言われます。
叢生は、歯の大きさに対してあごのスペースが足りないことが主な原因です。イメージとしては、3人掛けのベンチに4人が無理に座っているような状態。ゆったり座るには、4人掛けのベンチに変える必要があります。
歯並びも同じで、きちんと全ての歯が並ぶようにするためには、あごのスペースを広げる治療が必要になります。
この状態を放置すると、歯が重なっている部分に汚れがたまりやすくなります。
- 子どものうちは虫歯のリスクが高くなる
- 大人になると歯周病にかかりやすくなる
見た目だけでなく、お口の健康のためにも、早めの治療で歯が正しく並ぶ環境を整えることが大切です。
当院の「叢生」症例集
叢生を改善したケース。口呼吸も見られた。
7歳から治療を開始。ネオキャップは4本。負担なく装置を付けることができ、
口呼吸から鼻呼吸に改善もできた。
リスク:取り外し可能な装置の為、治療の効果が使用頻度に左右されます。
叢生。正中離解、交叉咬合も見られる。
7歳から治療を開始。ネオキャップは4本。治療期間は4年。
リスク:取り外し可能な装置の為、治療の効果が使用頻度に左右されます。
叢生。左上2番に交叉咬合も見られる。8歳から治療を開始。
ネオキャップは8本。ビムラー装置によって、交叉咬合の改善もできた。
リスク:取り外し可能な装置の為、治療の効果が使用頻度に左右されます。
叢生。9歳から治療を開始。ネオキャップは4本。
歯並びが改善し、口腔内の清掃もうまくできるようになった。治療期間は4年。
叢生、交叉咬合。アデノイド肥大も見られた。
9歳から治療を開始。ネオキャップは4本。治療は3年目で継続中。
リスク:取り外し可能な装置の為、治療の効果が使用頻度に左右されます。
すきっ歯
歯と歯の間にすき間が空いている状態を、歯科では「空隙歯列(くうげきしれつ)」と呼びます。
前歯にすき間があると「すきっ歯」と言われることが多く、笑ったときに目立ちやすいのが特徴です。
すきっ歯になる原因には、いくつかのタイプがあります。
- あごに対して歯のサイズが小さい
- 歯の本数が少ない(先天性欠如)
- 舌で前歯を押す癖がある
- 指しゃぶりなどで前歯が押し出される
この状態をそのままにすると、見た目だけでなく、発音やかみ合わせにも影響することがあります。特にサ行・タ行の発音がしにくくなるケースもあります。
成長期のお子さんであれば、あごの成長を利用してすき間を整えることが可能な場合があります。
早めにご相談いただくことで、将来的に大掛かりな矯正治療を避けられる可能性もあります。
当院の「すきっ歯」症例集
すきっ歯(正中離解)の他、交叉咬合や過蓋咬合も見られる。
8歳から治療開始。ネオキャップは4本。治療期間は3年。
リスク:取り外し可能な装置の為、治療の効果が使用頻度に左右されます。
正中離解、過蓋咬合。上唇小帯切除を行い、7歳から治療開始。
ネオキャップは4本。治療期間は4年。
リスク:取り外し可能な装置の為、治療の効果が使用頻度に左右されます。
正中離解に加え、顎が狭い(V字歯列弓)。7歳から治療開始。
ネオキャップは4本。治療期間3年。
他院で矯正治療の説明を受けたが色々検討したいとのことで、当院にセカンドオピニオンで来院された。
リスク:取り外し可能な装置の為、治療の効果が使用頻度に左右されます。
開咬
奥歯をしっかり噛んでも、前歯の間にすき間ができて噛み合わない状態を、歯科では「開咬(かいこう)」と呼びます。
原因としては、
- 指しゃぶりや舌を前に突き出す癖
- 慢性的な鼻づまりによる口呼吸
- 舌・唇・頬などの筋肉バランスの乱れ
などが挙げられます。これらが影響すると、あごの骨の成長や歯並びにゆがみが生じることがあります。
前歯が噛み合わないため、麺類を噛み切れない、奥歯に過度の負担がかかるなど、日常の不便も起こります。
当院の「開咬」症例集
開咬、交叉咬合、叢生。舌癖あり。9歳から治療を開始。
ネオキャップは使用せず、ビムラー装置のみで治療。
リスク:取り外し可能な装置の為、治療の効果が使用頻度に左右されます。
出っ歯(上顎前突)をともなう開咬。舌癖、口呼吸あり。前歯で食事を噛み切れない。
9歳から治療を開始。ネオキャップは使用せず、ビムラー装置のみで治療。
治療開始後1年の様子。上下の前歯で噛めるようになってきた。
リスク:取り外し可能な装置の為、治療の効果が使用頻度に左右されます。